コラム
【訪問看護の料金】平均費用と助成制度を徹底解説!

訪問看護を検討するとき、まず気になるのが「結局いくらかかるのか」という費用面です。
料金は医療保険か介護保険かで計算の前提が変わり、訪問時間・回数、サービス内容や医療処置の有無でも自己負担が上下します。
本記事では、料金体系の全体像を押さえたうえで、条件別のシミュレーション、交通費・材料費などの追加費用、見積もりで確認すべきポイント、負担を軽減できる公的制度まで解説します。
最後に、ステーション選びで後悔しないためのチェック観点もまとめました。
訪問看護の料金体系を理解しよう
訪問看護の費用は、医療保険を使うか介護保険を使うかで考え方が変わり、自己負担額も大きく動きます。
加えて、訪問時間やケア内容、利用者の状態に応じて加算がつくため、料金が一律ではありません。
あらかじめ仕組みを把握しておくと、見積もりの確認やプラン選びがスムーズになります。
まずは保険ごとの違いを順に確認していきましょう。
医療保険と介護保険の料金の違い
訪問看護の料金は、医療保険を使うか介護保険を使うかで考え方が異なります。
医療保険は病気やけがの治療、医師の指示にもとづく医療的なケアが中心で、基本となる訪問料金に加え、医療処置や緊急対応などに応じた加算が発生します。
一方、介護保険は高齢者の生活を支えることを目的としており、要介護度に応じてサービス量と料金の目安が定められています。
治療が主な目的であれば医療保険、生活支援や継続的な見守りが中心であれば介護保険と考えると、制度の違いを理解しやすくなります。
医療保険の基本料金と加算料金
医療保険を利用した訪問看護の料金は、基本料金と加算料金の組み合わせで構成されます。
基本料金は、看護師などが自宅を訪問し、決められた時間内でケアを行う際の基礎となる費用です。
多くの場合、訪問時間ごとに区分されており、20分、30分、60分といった単位で設定されています。
これに対して加算料金は、夜間や早朝、緊急時の訪問、特別な医療処置を行った場合などに上乗せされます。
どの加算が該当するかは状況によって異なるため、事前に内容を確認しておくことが大切です。
介護保険の料金:要介護度別
介護保険を使った訪問看護では、利用者の要介護度によって料金の目安が決まります。
要介護度は1から5までに分かれており、数字が大きくなるほど支援や介護の必要性が高いと判断されます。
そのため、要介護度が高くなるにつれて、同じ訪問時間でも設定される単価は高くなる傾向があります。
ただし、介護保険では自己負担割合が原則1割から3割に抑えられているため、全額を支払うわけではありません。
さらに、所得状況によっては負担軽減措置が適用される場合もあり、制度を理解することで過度な費用負担を避けやすくなります。
訪問看護料金のシミュレーション
訪問看護の費用は条件によって幅があるため、事前にシミュレーションしておくと全体像をつかみやすくなります。
訪問の回数や1回あたりの時間、医療処置の有無によって料金は変わり、同じ訪問看護でも支払額が大きく異なることがあります。
あらかじめ目安を知っておくことで、予算を立てやすくなり、利用時の不安も軽減されます。
具体的な条件別に、費用の考え方を順に確認していきましょう。
訪問頻度と時間による料金例
訪問看護の料金は、どのくらいの頻度で、どれくらいの時間利用するかによって大きく左右されます。
たとえば、週1回30分程度の訪問であれば、比較的負担を抑えやすいケースが多いです。
一方で、訪問時間が60分に延びたり、週に複数回利用したりすると、月全体の費用は自然と増えていきます。
最初は「思ったより安い」と感じても、回数が重なると総額が膨らむこともあります。
そのため、必要なケア内容と生活リズムを踏まえ、無理のない頻度と時間を選ぶことが大切です。
週1回30分・60分訪問の料金
1回の訪問看護は、初めて利用する方にも選ばれやすい利用形態です。
30分訪問の場合は短時間の健康確認や簡単なケアが中心となり、費用も比較的抑えられます。
60分訪問になると、状態観察に加えて処置や相談の時間を確保しやすくなり、その分料金は高くなります。
利用する保険の種類や自己負担割合によって、実際の支払額は変わります。
負担が心配な場合でも、公的制度を活用できるケースがあります。
料金だけで判断せず、必要なケア量とのバランスを考えることが重要です。
週2回以上訪問した場合の費用
週2回以上の訪問看護は、症状の変化が大きい場合や、継続的な見守りが必要な方に選ばれます。
訪問回数が増えると、その分月額の費用は高くなりやすいです。
ただし、利用状況によっては、回数が多い方向けの料金設定が用意されている場合もあります。
保険の種類や要介護度、提供されるサービス内容によって自己負担額は変動します。
「回数が多いと負担が重い」と感じる前に、具体的な条件で見積もりを確認することが安心につながります。
医療処置の有無で変わる費用
訪問看護では、医療処置を行うかどうかが料金に影響します。
点滴の管理や傷の処置など、専門的な対応が必要な場合は、基本の訪問料金に加算がつきます。
これは、技術や時間を要するケアが含まれるためです。
加算の内容や金額は処置の種類によって異なり、保険の適用範囲内で自己負担額が決まります。
費用面が気になる場合は、事前に処置内容と加算の有無を確認しておくと安心です。
訪問看護料金に影響する要因
訪問看護の料金は一律ではなく、いくつかの条件で変わります。
主に影響するのは、1回あたりの訪問時間、受けるサービス内容、利用者の状態や区分です。
これらを知っておくと、見積もりの内訳を理解しやすくなり、必要なケアと費用のバランスも判断しやすくなります。
まずは料金が変わりやすいポイントを順に確認していきましょう。
訪問時間の長さによる違い
訪問看護は、同じ内容でも訪問時間が長くなるほど料金が上がりやすい仕組みです。
たとえば30分と60分では、ケアに使える時間が増える分、費用も高くなることが一般的です。
ただし、長時間の訪問が必ずしも最適とは限りません。
必要以上に時間を長くすると、費用負担が増える一方で、内容が薄く感じることもあります。
そのため、体調や生活状況に合わせて「何をどこまでお願いしたいか」を整理し、適切な時間を選ぶことが大切です。
見積もりを見る際は、時間区分がどの単位で設定されているかも確認しておくと安心です。
サービス内容と料金の関係
訪問看護の料金は、提供されるサービスの内容によっても変わります。
健康状態の確認や服薬の確認など、基本的なケアが中心のケースもあれば、医療処置やリハビリが含まれるケースもあります。
点滴の管理やカテーテルの対応、褥瘡の処置など、専門的な対応が必要になると加算がつくことがあり、結果として費用が上がりやすくなります。
また、同じ内容でも訪問回数や時間が増えると総額が膨らみます。
費用が気になる場合は、希望するケア内容を具体的に伝えたうえで、料金の内訳を確認しておくと判断しやすくなります。
利用者の条件による料金の変動
訪問看護の自己負担額は、利用者の条件によって変わることがあります。
たとえば、医療保険か介護保険かによって自己負担割合が異なり、要介護度や健康状態によって必要な訪問回数や時間も変わります。
その結果、同じ訪問看護でも支払う金額に差が出ることがあります。
また、所得状況などに応じて、負担軽減の制度が利用できる場合もあります。
「自分の場合はいくらになるのか」と迷うときは、ステーションに状況を伝えて見積もりを取り、自治体の制度も合わせて確認すると安心です。
訪問看護の支払い方法と注意点
訪問看護の支払いは、医療保険か介護保険かによって自己負担割合が決まり、その割合をもとに請求額が算出されます。
あわせて、交通費や材料費など保険の対象外となる費用が別途かかる場合もあります。
事前に「自己負担の目安」と「追加費用の有無」を確認しておくと、想定外の出費を防ぎやすくなります。
支払いの考え方を順に確認していきましょう。
医療保険・介護保険の自己負担割合
自己負担割合は、医療保険と介護保険で考え方が異なります。
医療保険は年齢や所得によって負担割合が変わり、同じサービスでも支払額に差が出ることがあります。
介護保険は原則1割負担ですが、所得に応じて2割または3割となる場合があります。
そのため、一般的な目安だけで判断すると、実際の請求額とズレが出やすいです。
利用前に、負担割合が何割になるかを確認し、概算でもよいので月の支払額を把握しておくと安心です。
不明な点があれば、訪問看護ステーションやケアマネージャーに相談すると整理しやすくなります。
自己負担額の計算方法について
自己負担額は、基本となる訪問料金と加算の合計に、自己負担割合をかけて算出します。
たとえば、1回あたりの合計が3,000円で3割負担なら、自己負担は900円になります。
介護保険の場合も考え方は同じですが、要介護度や加算の有無、自己負担割合によって金額が変わります。
さらに、交通費や材料費などが別請求になると、計算結果より支払額が増えることがあります。
料金表や見積もりを見ながら、訪問回数と時間を当てはめて月額を試算すると、負担感をつかみやすくなります。
交通費や材料費などの追加費用
訪問看護では、保険の給付とは別に追加費用が発生することがあります。
代表的なのが交通費で、距離に応じた定額や実費精算など、取り扱いはステーションごとに異なります。
また、処置に必要な消耗品や衛生用品などが材料費として請求される場合もあります。
診療報酬に含まれる衛生材料もある一方で、利用者が購入する物品が必要になる場合もあるため、事前に内容と負担の範囲を確認しましょう。
これらはサービス内容や状態によって変動するため、利用を始めてから「想定より高い」と感じる原因になりやすいです。
追加費用の有無、金額の目安、請求のタイミングを事前に確認しておくと、予算を立てやすくなります。
費用負担を軽減する公的制度
負担が大きくなりそうな場合は、公的制度を活用できるか確認しておくと安心です。
介護保険では、要介護認定を受けることで費用の大部分が給付され、自己負担は一定割合に抑えられます。
さらに高額介護サービス費(1か月の利用者負担が上限を超えた分の払い戻し)などの制度もあるため、医療保険の高額療養費とあわせて、対象になるか確認しましょう。
医療保険でも、医師の指示に基づく訪問看護が対象となり、自己負担割合に応じて支払額が決まります。
さらに、高額療養費制度の対象となる場合は、月ごとの自己負担が上限を超えた分が払い戻される仕組みがあります。
制度の適用条件は個別に異なるため、ステーションや自治体の窓口で確認しておくと具体的な見通しが立ちます。
訪問看護ステーションの選び方は?
訪問看護ステーションを選ぶ際は、サービス内容と対応範囲が自分の状況に合っているかが重要です。
医療処置が必要な場合は、その対応実績があるかを確認すると安心です。
あわせて、料金の説明が分かりやすいか、追加費用の有無が明確かも見ておきたい点です。
交通費や材料費の扱いを事前に把握すると、予算を立てやすくなります。
口コミや評判も参考にしつつ、実際に問い合わせて対応の丁寧さを確かめると、納得のいく選択につながります。
まとめ:訪問看護の料金と助成制度を理解しよう
訪問看護の費用は、医療保険・介護保険のどちらを使うかで自己負担割合や料金の考え方が変わり、訪問時間や回数、サービス内容、医療処置の有無によって総額も動きます。
まずは見積もりで内訳(基本料金・加算・追加費用)を確認し、月額の目安を試算することが大切です。
訪問看護の料金は平均だけでは判断しにくく、保険種別や回数、加算で変わります。
費用が不安な方は、先に目安を確認すると安心です。
GREENAPPLE訪問看護ステーションでは概算の考え方から負担を抑える方法まで状況に合わせてご案内します。
まずはお気軽にご相談ください。
監修者
和田 美樹
GREEN APPLE訪問看護ステーション/管理者
<資格>
看護師、メディカルアロマセラピスト
<略歴>
10年急性期病棟で勤務したのち訪問看護で経験を積み2024年に開業。 『心身共に健康』『個別性を考えたケア』をポリシーに、通常の訪問看護に加え、 メディカルアロマセラピストによるアロマを使用したケアの提供を行っている。





